Home > 施工事例戸建住宅(50音順)御徒町MK邸

御徒町MK邸 -下町に建つ現代版立体町家-

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上下を木に挟まれたリビングダイニング。前面ルーバーから光が入る。
  
建設地 東京都台東区
家族構成 ご夫婦
構造/階数 鉄筋コンクリート造3階建
敷地面積 約50m2 ( 15坪)
用途地域 商業地域
建蔽率/容積率 80%/400%
建築面積 約40m2 (12坪)
延床面積 約112m2 ( 34坪)
設備 電気、給排水、ガス、空調、床暖房、TV、電話、インターホン
設計・監理 植本計画デザイン
植本俊介・後藤智揮
構造設計 平岡建築構造研究所
平岡伸逸
施工

友伸建設

五味敬之

竣工 2012年5月
本体工事費
 

 狭い敷地条件の中、光や風を取り込みつつ、プライバシーを守り、居住空間をいかに確保するか?都市型住居を設計する際に常に直面する問題です。間口一杯の建物、前面に格子戸、内部に中庭という伝統的な町家のスタイルは、その優れた解決法でした。

 
 ところが、多くの下町地域では、土地の有効利用の観点から高容積化が進み、建物を単に上部に積んだだけの劣悪な居住環境を生み出してしまいました。内部に光や風を取り込むことが困難になり、町家が街との間で保っていた良好な関係が崩壊したのです。
 
 
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杉板型枠の打放しコンクリートと可動ルーバーからなる外観 ちょっと奥まったところにある玄関ドア
 
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道路に面する1階個室。ルーバーにより光や風は通すが、外からは覗かれない。
 
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玄関ホールに通じる入口ドアと収納とを一体化したデザインとしている。
 
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1階奥の寝室。暗めだが落ちつく部屋。天井はコンクリート打放し
 
 伝統的な町家が持つ理にかなった居住性を再び取り戻すことが出来ないか?その課題に対するひとつの答えがこの住宅です。「平面的・伝統的」な要素を「立体的・現代的」な要素に置き換えたのです。「格子戸」が「可動ルーバー」に、「中庭」が「インナーテラスと屋上テラス」に、「通り庭」が「トップライトと透けた階段」へと進化しました。
 
 可動ルーバーは格子戸のように光や風を取り込みつつプライバシーを守りますが、角度がついていることで外からは全く見えません。開け放てば開放感も獲得できます。インナーテラスと屋上テラスは、光や風を取り込みつつ、空への意識をより強め、空間の立体利用を促進します。トップライトと透けた階段は、家の縦動線であると同時に上からの光を取り込む空間でもあります。
 

 町家が持っていた、陰影の関係も違った形で再現しています。伝統的な町家は1階が「陽」2階が「陰」の空間ですが、この家では、穴倉のような「陰」を感じさせる1階から、上層へ上がるにつれ、「陽」の空間を感じながら、開放的な屋上へと出られるようになっています。

 

 外観、内観とも、構造は鉄筋コンクリート造でありながら、木材をふんだんにつかった仕上げとし、伝統も継承しつつ、現代的なデザインにしています。

 
  
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階段を上がったところにある開放的なリビング。透けた階段を通して光が落ちる。
 
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木とタイルとステンレスが調和したキッチン
 
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透けた階段。2段目までは箱状で横からも上がれる。 トップライトに導かれ、3階のインナーテラスに至る。
 
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中庭に面する個室B。横線強調の本棚は収納する本に合わせて棚板の高さを変えている。
 
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白基調でまとめた洗面&浴室
 
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中庭とつながる洗面&浴室。 浴室、トイレともハイサイドから光を取っている。
 
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屋上へはインナーテラスかららせん階段を上ってアプローチ 見る位置により表情が一変するのがらせん階段の面白さ。
 
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階段を上がり、囲われ感のある屋上テラスへ
 
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囲われ感のある屋上テラスは、一部芝貼りでごろ寝も可能
 
 
 
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