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池上FJ邸 -本門寺を望む空気のおいしい家-

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大屋根の庇とルーバーが印象的な正面外観。上は焼杉、下は左官壁
  
建設地 東京都大田区
家族構成 ご夫婦+子供2人
構造/階数 木造在来工法2階建
敷地面積 約119m2 ( 36坪)
用途地域 第一種低層住居専用地域
建蔽率/容積率 50%/100%
建築面積 約59m2 ( 18坪)
延床面積 約113m2 ( 34坪)
設備 電気、給排水、空調、床暖房、TV、電話、インターホン
設計・監理 植本計画デザイン
植本俊介・森川倫子
構造設計 稲山建築設計事務所
稲山正弘・岩田聖司
施工

山菱工務店

深草洋三・矢号智也

竣工 2010年9月
 

 クライアントはご夫婦と2人の小さなお子様の4人家族。ご家族にシックハウスの症状が見られたため、ゆったりくつろげる「空気のおいしい家」を御希望されていました。

  
 そこで、足触りの良い杉の床、調湿性に優れた珪藻漆喰土の壁、木の構造体も一部あらわしにして、自然素材をふんだんに使い、広々としたリビングからつながるテラスや水回りも開放的な作りとしました。
 
(※)印写真は黒住直臣氏による。
 
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1.5層分の高さを持つ変形リビング。将来的にはロフトの設置も想定。コーナー部分ではテラスへとつながっている。(※)
 
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リビングに隣接するキッチンとスタディーコーナー。壁の穴は覗き穴(※)
 
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対面型のキッチン。レンジフードもなくすっきり。(※) 細かい部分までご要望を反映したキッチン。(※)
 
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湿気防止のための隙間を取った引出し(※) スタディーコーナーはちょっとしたお籠もりスペース。(※)
 
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リビング隣接の「上の間」は多目的に使えるスペース。(※)
 
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玄関から階段と廊下を見る。左の扉は玄関収納(※)
 
 敷地は池上本門寺に対面する丘の上にあります。本門寺方向は隣家に遮られていますが、斜め方向には視界が開けた敷地です。したがって、ほぼ整形の敷地ではありますが、建物形状を末広がりにして、斜め方向の光の取り込みや視線の抜けを意識した計画としました。
 
 今はまだお子様も小さいので、全員で川の字になって寝る生活ですが、将来的には個室を与えたり、また、ご夫婦もご自身で活用できるスペースが欲しくなることが予想されます。“今”と“将来”をどう両立させるか?この家に限らないテーマですが、1階は区切られた空間。2階はオープンな空間とし、ライフサイクルの中で使い分けていく考えとしています。
 

 2つの個室と水回りで構成された1階は、巨大収納(クローゼット)を家の中心に据え、区切られつつも機能的な回遊空間を実現しています。

 

 一方、2階は縦にも横にも拡がりを持った「変形リビング」が空間の中心です。平面的にはメガホンのように敷地のナナメ方向へと開かれ、テラスへとつながっています。立体的には1.5層分の高さがある空間で、将来的には一部ロフトにすることも可能です。リビング横のスタディスペースは、子供が個室に閉じこもらずに家族の気配を感じながら勉強するスペースです。リビングと一体ともなり得る「上の間」は可動間仕切りにより区切って使うことも可能です。

 
  
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廊下に設けた本棚。上には間接照明が仕込まれている。(※) 洗面と寝室(奥)の間にクローゼットを設けている。(※)
 
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クローゼットは寝室(手前)と洗面の両方から使える。家の中のもうひとつの動線。
 
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ルーバーによって囲われるデッキテラス。土の部分には植栽が植えられる予定。
 
 目に見えない性能面についても、いつも以上の配慮をしたことがもうひとつの特徴です。エコポイント、フラット35Sへの適合。断熱性は性能表示等級4、耐震性は等級3相当。また、シックハウス症候群のクライアントに配慮し、F☆☆☆☆でOKというレベルではなく、下地まで配慮した安全な仕上材を選定しています。
 
 そのような“パッシブ”なエコ装備だけでなく、“アクティブ”なエコ設備に関しても、様々な工夫をしています。LDKと洗面・浴室には床暖房の設置。上下の温度差を軽減するためのリビング最上部から1階の床下に空気を導く循環ダクトの設置。さらにリビングには空気撹拌用のシーリングファンも設けました。キッチンはオープンですっきりとさせたいため、レンジフードをなくし、手元で吸い込むグリーンハイキを採用。その他、電磁波の危険がなく、ランニングコストにも優れるラジエントヒーター。将来的に太陽光発電設置を容易に載せられる装備。雨水利用タンクの設置など工夫が目白押しの住宅となりました。
 

 

 

 

 
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バスルームと上下に分かれた洗面の明かり取り
 
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バスルームには艶のあるタイルを使用 上下に明かり取りのある洗面台
 
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斜めから見るとダイナミックな表情に変化。 建物は池上本門寺の緑を望む斜面に建つ。
 
 
 
 
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