Home > 施工事例戸建住宅(50音順)日野MS邸

日野MS邸 -角地に開いたキュービックな家-

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角の隅切に対してテラスと大開口を設け、開いた表情としている。
  
建設地 東京都日野市
家族構成 ご夫婦+子供2人
構造/階数 地下1階鉄筋コンクリート造木造在来構法2階建
敷地面積 約102m2 ( 31坪)
用途地域 第一種低層住居専用地域
建蔽率/容積率 60%(角地緩和を含む)/100%
建築面積 約53m2 ( 16坪)
延床面積 約132m2 ( 40坪)
設備 電気、給排水、空調、床暖房、TV、電話、インターホン
設計・監理 植本計画デザイン
植本俊介・森川倫子
構造設計 SIGLO建築構造事務所
山口吉紀・堀内綾乃
施工

山菱工務店

深草洋三

竣工 2009年12月
 

 北向き角地で道路と段差のある敷地に建つ地下1階地上2階の住宅です。北向き敷地でありながら、光も十分に取り込みつつ庭も確保したい。また、北側には丘があり、その丘の緑を眺めつつ暮らしたいというのが、クライアントのご要望でした。

 
 それらのご要望に応えることは当然ですが、単にそれに応えるだけでいいのなら建築家は不要です。道路と敷地との段差を最大限に生かしつつ、角地である特徴を最大限に生かした建物が出来ればと考えました。
 
 
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凹凸をなくしたシンプルなボリューム。南側を空け、建物を北側によせている。
 
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南側の庭へとつながる開放的なリビングダイニング
 
 外観は角地にふさわしくシンプルなボリュームに納めています。隅切のナナメがポイントであると考え、ボリュームを切り欠く屋上テラスと大開口により、角に対して開いた表情を作っています。南側に光を取り込むための庭を確保し、建物を北側に寄せていますが、そうすることにより、縦横のバランスの良いキュービックなボリュームになりました。ふつうに北側に寄せると道路斜線にあたってしまいますが、天空率による緩和制度を使い、法規をクリアしています。
 
 内部は構造あらわしの木の空間としていますが、3層にまたがることの単調さを避けるため、リビングダイニングの天井を高くし、スキップフロアとしています。リビングの直上階(2階)には、屋上テラスとテラスにつながる浴室・洗面スペース、中2階に個室を設けています。また、階段を空間を縦に貫く重要な要素として捉え、段板を通して視線がつながり、階段自体も縦線を強調した表情のあるデザインにしました。
 

 3層に渡る建築物の場合、3層にまたがってどう暮らすのかを考える必要がありますが、真ん中の階である1階を生活の中心とし、地下に玄関・ガレージ・収納と個室、中2階及び2階に2つの個室と水回りを振り分けています。地階の個室は「下の間」、中2階のふたつの個室は「上の間1」「上の間2」と名付け、用途を限定する名前にはあえてしていません。ライフスタイルの変化に応じて、個室、寝室、書斎、ワークスペース、納戸など自由に使って欲しいという思いを込めているからです。

 

  
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反対側は大開口ごしに丘の緑を望む。梁はアカマツ
 
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リビングに付随するタタミスペースとキッチン。上の小窓は2つの「上の間」につながっている。
 
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オープンキッチンと丘の緑を望む大開口
 
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トドマツパネルの玄関扉と縦スリットの窓 スリット窓と照明の円との光の対比
 
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地下1階から1階に上がるソリッドな階段 上がりきると段板越しにリビングが見える
 
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キッチン裏のトイレとサブの洗面スペース 上の間へとつながる階段
 
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縦線を強調した階段のデザイン 屋上テラスに面する2階の水回り
  
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空と丘の緑を見ながら入浴できるバスルーム
 
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振り返って、浴室(左)、洗面を見る。洗面はそのまま南側のバルコニーにつながっている。
 
 
 
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