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杉並MY邸改修 -新たに時代を重ねた古民家改修-

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築80年の和室と板の間の二間続きの部屋は、変更は最小限とし、元の空間の良さを出来るだけ残している。障子を開ければ広縁と一体となる空間が広がる。

  
建設地

東京都杉並区

用途 一戸建住宅
家族構成 夫婦+子供2人
構造/階数

木造在来工法平屋建

用途地域 第一種低層住居専用地域
改修面積 約148m2 ( 45坪)のうち約102m2 (31坪)
設備 電気、給排水、ガス、空調、TV、電話、インターホン
設計・監理 植本計画デザイン
植本俊介
耐震改修設計 蔵工房設計事務所
木戸岩夫
施工

飯石建設

戸谷 実

竣工 2017年6月
 

 増築を繰り返した築80年の古民家のリノベーションです。

 

 劣化した建物を家族4人が住める状態に再生し、耐震改修と断熱改修を合わせて行いました。改修のコンセプトは「時代を重ねたデザイン」です。昭和初期に建てられた築80年の建物に何度も増改築が繰り返され、よくある「つぎはぎ」の状態となっていました。全体を統一的なデザインとしてまとめることは難しかったので、「つぎはぎ」をむしろ積極的に評価し、時代を重ねたデザインとして再生を図ることにしました。

 
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この家の顔となる広縁。アルミサッシを木製建具に変更してよみがえった

 
 
 敷地は東京都杉並区の密集した住宅街にあります。まわりが2階建、3階建の建物で埋め尽くされるなか、豊かな敷地とともに平屋の古民家が残されていました。
 
 敷地内にある建物のうち、アパートについては、最低限の改修を施し、納屋(倉庫)として再利用しました。工房については、耐震改修のみ実施しています。
 
 今回のリノベーションの主たる対象は、母屋の部分です。もともとはご両親がお住まいになっていましたが、Mさん一家が、空屋に近い状態の実家を譲り受け、お住まいになることになったのです。
 

 建築当初の築80年の8畳和室、板の間、広縁、廊下の部分は状態も良く、意匠的にも残しておきたい作りだったので、そこは出来るだけ残し、高度成長期に増築された廻りの部分の方がむしろ状態も悪かったので、そちらを家族の個室や水回りとして、大々的に改修することにしました。部屋が多くある割には、部屋同士の役割分担が曖昧で、動線やプロポーションも悪く、使いにくい状態でしたので、各個室から築80年の中心となる空間に家族全員が自然に集まれるように動線も改良しています。

 
  
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家の顔になるアプローチ部分。中央が玄関。広縁の建具をアルミサッシから木製建具に変更

玄関扉、アルミサッシを付け替え。杉板も貼り替え

 
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右に折れていた玄関を広縁に直結するように変更

玄関天井は既存利用。欄間で視線の抜けを演出

 
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和室から板の間を見る。右奥が寝室。左奥がキッチン

 
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真壁造の柱梁を残し、壁を抜いて、寝室や個室への動線を確保。押入は食器棚に変化

 
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板の間と和室の障子を閉めた状態。障子の白さがすがすがしい空間

 
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和室を改装した主寝室(奥様)。床の間は作業机に変身

家具で緩やかに仕切った寝室。ご主人の寝室を通して板の間につながる。

 
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廊下正面の手洗いが行灯風の飾り棚に変身

廊下の飾り棚と樹齢400年のケヤキ板を使ったトイレの手洗い

   
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浴室はハーフユニットバス+能登ヒバ羽目板貼り キッチン本体は既製品。その他は大工工事+建具工事
 
  
 
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