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木童東京ショールーム -“箱”の中に挿入された木の架構-

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表側。ショーウインドーと一体化する引戸により入りやすい雰囲気が作られる。
  
建設地 東京都新宿区 東京オペラシティビル1階
用途 ショールーム
床面積 約86m2 (26坪)
設備 電気、電話
設計・監理 植本計画デザイン
植本俊介
施工

山洋工業

竣工 2005年5月
 

 「木童」は単に木の材料を売るのではなく、木に精通した設計者の紹介、あるいは適材適所の材料の使い方など、木の空間に関するコンサルティングやコーディネートに至るまで、木に関すること全般を手掛けている会社です。

 

 

  
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ショールームという閉ざされた“箱”の中に木の架構により、もうひとつの空間を作りだす。材はオビ杉、アヤ杉&桧
 
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“箱”と“木の架構”の間のスリット状の隙間。棚板は杉無垢板。トドマツ3層パネル
 
 ショールームの設計にあたって、木原社長から出された御要望は、「単に材料を売るのではなく、空間自体を売りたい。それを実現するようなショールームにして欲しい」というものでした。
 
 ほとんどのショールームにありがちなのは、空間的なディスプレイであっても、背景としての空間があり、その中に商品が“並べられる”というスタイルです。パスルームやキッチンなどブース的な空間展示の仕方がされている場合でも、お互いの関係は並列的なものである場合がほとんどです。
 
 材料は、たとえそれが単体として魅力的なものであったとしても、空間の中で生きた役割を担っていなければ、真に魅力的であるとは言えません。従って、ここでは家とか、オフィスとかを模した空間を作るのではなく、あくまでショールーム自体の空間を作り、その中で各材料が自然に質の高い空間づくりに寄与している姿を見せることにしました。
 
 与えられたスペースは、巨大なビルの低層部の一角という自然光の入らない閉ざされた“箱”です。箱の閉塞感を消すため、“箱”の中に“木の架構”というもうひとつの空間を挿入し、もとの“箱”との間にも同時に空間が生まれるようにしています。このような空間の作り方はインテリアならではの面白さだと思います。
  
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空間を柔らかく規定する“木の架構”。奥のスペースはあえて段差をつけて素足で板材を踏めるようにしている。
 
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“箱”と“木の架構”の隙間はギャラリーとなる。 タタミコーナーはくつろげるスペース
 
 
 
 
 
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