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住宅のデザイン&技術

インテリア&エクステリア

 

 
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 内装の床仕上げとして考えられるのは、木床(フローリング)、タイル、カーペット、、コルク、タタミ、クッションフロアなどですが、最も多く使用しているのは無垢材のフローリングです。国産材・輸入材ともに数多く情報を持つようにしています。無垢材のフローリングは反りや隙、品質のバラツキなどの問題はありますが、肌触り、質感などは積層タイプのフローリングにはない良さがあります。床暖房との相性についても、ある程度の隙や反りを許容すれば、無垢材で床暖房を入れることも可能ですが、低温タイプ(設定温度が50度位までのもの)にする必要があります。

  
 
 

 
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 壁材についても最近では様々なバリエーションがあり、よく使う仕上だけでも、塗り壁(左官壁)、板貼り、塗装仕上、クロス貼、石貼り、タイル貼り、不燃ボード貼り、特殊なものまで含めれば、きりがないほど多種多様な仕上があります。中でも最近注目されているのが塗り壁です。柔らかく傷つきやすく汚れやすいという欠点はありますが、吸湿性や化学物質の吸着分解性に優れ、強度や施工性、コストなども大幅に改良された製品が出ています。

 
 
 

天井

 
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 天井は、木造の場合は、構造を兼ねた羽目板ないしは合板あらわしとすることが多いですが、仕上をする場合は天井材も壁材と似たようなラインナップになります。天井は落下の危険があるものは使えませんので、タイル、石、塗壁(薄塗のものは可)は使えません。なお、浴室の天井に木を使う場合はヒバ材などの極めて耐水性の高いものを使用します。

 
 
 

建具

 
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 私の場合、建具は壁に穴を開ける感覚よりも空間を仕切る感覚の方が強く、開ければひとつの空間となり、閉めれば2つの空間になる、そのような使い方が中心です。空間に合わせる必要があるので、既製建具の使用は限定的で、引戸や天井までの建具をオーダーしています。
 
 
 

造作家具

 
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 置き家具以外の造作家具は空間の一部として考えていますので、オーダー家具を基本としています。家具単体で特別な主張をするよりも、使い勝手を重視し、見た目には空間を引き立てるシンプルなものとすることがほとんどです。ただし、玄関回りや水回りなどシンボリックに家具を扱った方が面白い場合もありますので、家具が引き立つようなデザインをすることもあります。既製品を使う場合も空間に違和感なく溶け込むように工夫しています。
 
 家具工事は建築工事の中でも一番緻密な部分ですので、お金さえ掛ければかなりのことができますが、逆にコストアップの要因にもなります。コストダウンの第一のポイントは作り方を工夫すること。また、仕上りが多少ラフな感じでもよければ、大工工事+建具工事としたり、家具工事でも塗装を現場塗装とすることでコストを下げています。
  
 
 

内部の延長としての外部空間

 
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 日本は四季折々の気候の変化に富んだ国ですから、外部のスペースも内部同様生かしたいものです。リビングなどからの延長部分にテラス、デッキ、バルコニーなどを設けると、視覚的にも広がりが生まれますし、天気のいい日は外で食事したり、開け放しにして内外を一体的に使ったり、より豊かな暮らし方が可能になると思います。
 
 デッキ材に適している木は国産だとクリ、カラマツ、ヒノキ、輸入材だとウリン(アイアンウッド)、ジャラ、セランガンバツ、イペ、オーストラリアヒノキ、カナダ杉などです。予算に応じて使い分けています。木材を樹脂で固めた人工木材を使用することもあります。
 
 空中にテラスを設ける場合、下に光を落とすことためにグレーチングにして一石二鳥の効果を生むという方法もあります。
 
 

視覚的な囲い

 
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隣地間隔の狭い日本の環境では、他からの視線が気になってなかなか思い切って外に開くことが出来ませんが、ルーバーで囲われていれば、目隠しをしつつ光や風を取り入れることができるので、プライバシーのことを気にせずに思いっきり外に向かって開くことが出来ます。材料は木ならば、デッキ材と同じものを使用しますが、頑丈な仕様にしたい場合は、スチールやアルミにするという手もあります。

 
 
 
 

庭・植栽

 
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 緑のない家は殺風景なものです。植栽をじゃまなものとして植えない方もいらっしゃいますが、私は、むしろ積極的に緑を取り込みたいと思います。ただ、緑はたくさん植えればいいというものではなく、多すぎるとうっとうしい空間になってしまいます。

 

 庭や植栽のデザインは、私が考える場合、ランドスケープの方が入る場合、建て主さん御自身でやられる場合があります。私がやる場合は、植える樹種や植える場所については植木屋さんと相談しながら決めてゆきます。植物は生き物ですので必ずしもイメージ通りにいくわけではなく、生育条件や植物の性質もよく考え、むしろ植物の特徴を生かすように考えます。樹形や葉の形、幹の色、落葉か常緑か、花や実の特徴、日照、通風などの生育条件や植えるスペースの問題、成長度や虫害や公害への適応性なども考える必要があり、そういうことは長年植物と接している植木屋さんの方がはるかに詳しいのは言うまでもありません。

 
 

エントランス、アプローチ、門、カーポート

 
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 エントランス、アプローチ、門、カーポートといった部分は、家の雰囲気を形づくる部分ですが、今は昔と違って車社会ですから、車のためのスペース確保と車の取り回しが優先されることは仕方がありません。車への依存度が高ければ高いほど、徒歩でのアプローチより、車からのアプローチの方が重要になります。

 
 道路と車と建物の関係、車と人の関係をどう解くかはプランニングの初期の段階から考える必要があります。うまい配置ができれば、目的の半分以上は達成されたようなものです。車にどの程度のスペースを割り当てるかはケースによりますが、あくまで人が主役ですから、最低限人のアプローチは損なわれないようにし、できるだけ、家の顔にふさわしい表情を持たせることができればと考えています。
 
 門については、昔のように家の格式をあらわすものではなく、現代の住宅ではむしろ敷地に入れないようにする防犯的な性格の方が強いといえます。ここでも車の入口と人の入口をどう区別するかが主要なテーマです。別々にする考えもありますし、引戸や開戸を組み合わせて人と車を1箇所からまとめて入れる考えもあります。どのように構成するかはケースバイケースです。
 
 
 

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